【ハイスコアガール】のあらすじと感想、ゲームの想い出はほんのり甘酸っぱい
目次
1.作品紹介
何気に面白いと思ったら「このマンガがすごい」2013年オトコ部門2位の作品です。
ゲームを軸にする漫画ですが、出てくるゲームを知らなくても全く気になる事なく読めます。
ゲームのアルアルが随所に散りばめられているので同じ時代を過ごした世代であれば同意至極です。
物語はどこにでも居そうなゲームが大好き少年「矢口春雄」と家がお金持ちで、寡黙で、そして過激なゲーム大好き美少女「大野晶」の二人のゲームを通して描かれるやり取りは最高です。
1990年代に10代、20代だった人は結構出てくるゲームはドストライクでしょう。
ゲームを題材にしていると言っても攻略法やテクニックが散りばめるわけでもなく、あくまでもゲームを通して描かれる淡いラブストーリーです。
小学校高学年となれば異性を意識し始めるお年頃でもあり、ハルオは晶を単なるライバルではなく、憎たらしくもそれ以外の感情も芽生えたりして戸惑う、そんな微笑ましい内容から物語は読み手のハートも掴まれる事間違い無しです。
1巻の終わりはちょっと泣きそうになってしまったのはまんまとやられた感じです。
そこから最終巻まで一気買いしてしまいましたがなかなか良かったです。
2巻以降中学、高校と進み登場するキャラクターも増えてますます面白さが増してきます。
そして読んでいて感じるのは、この作品はありきたりなゲーム漫画じゃなくて、れっきとした少年少女たちがゲームを絡めながら大人への成長が描かれたドラマなんですね。
ハルオと晶。結構キュンキュンきます。
ハルオがいい味出していて、自分の遠い記憶に重なったりします。
10代に戻りたいなぁとしみじみ思わずにらいられない名作です。
2.【ハイスコアガール】のデータ
作者【押切蓮介】
出版社 【スクェア・エニックス】
掲載誌 【ヤングガンガン、ビッグガンガン】
連載期間【2010年~2018年(完結)】