【ぴっぴら帳(ノート)】の感想とあらすじ、小鳥飼ってる人ならわかる「あるある」でいっぱいです。
ペットと一緒に暮らしていると発見できる「あるある」ってありますよね。
セキセイインコがこの漫画の準主役なのです。
飼ってみると案外と性格がそれぞれあって、小さいのに気が強い弱いとかあるんですね。
仕種も個性がよく現れていて観察していると楽しいものです。
そんなセキセイインコの描写と主人公キミ子と周りの人々の生活を楽しく描いた作品になっています。
目次
1.作品紹介
こうの史代先生の4コマまんがです。
こうの史代先生と言えば、有名なのは「この世界の片隅に」ですね。
「この世界の片隅に」より前の作品です。
まんがタウンに7年間連載されてました。
主人公の玉村キミ子は迷子のセキセイインコ(白ハルクイン種)と道ばたで出会います。
家までついてきてしまったので、迷いインコのポスターを貼り出してお世話を始めます。
すぐに飼い主さん(後に仲のいい友達となる「かつみさん」)が現れるのですが、
ぴっぴらさんが不在の時にジャンボセキセイインコの「ジャンボさん」を飼い始めた事もあり、ぴっぴらさんはキミ子が飼い続けることになります。
とにかく、こうの先生はかつてインコを飼われていたとの事で仕草の描写が絶妙です。
セキセイインコを手乗りで飼ったことがある人は、心をギューっと掴まれる事でしょう。
本の端をカジカジされ気づくとボロボロになってたり、
アクロバティックに鳥かごにぶら下がって遊んだり、
暑い日に体が細くなる。などなど。
私もかつて10年以上にわたり飼っていたので読んでいて「あるある」がいっぱいで楽しかったです。
後半登場人物も充実してきて、新しい小鳥も登場しずっと続いて欲しかった漫画の一つです。
こうの先生の漫画に出てくる主人公の女性は大体共通しておっとり系なのですが、この作品でも安定のおっとりさんで、めっちゃ癒されます。
全2巻なので是非読んでいただければなぁーって思います。
きっとインコを飼ってみたくなる事でしょう。( ̄▽ ̄)
2.「ぴっぴら帳(ノート)」のデータ
作者【こうの史代】
出版社 【双葉社】
掲載誌【まんがタウン】
連載期間【1997年~2004年】