【恐怖新聞】の感想とあらすじ。ある真夜中、突然「恐怖新聞」が届いたら・・
目次
1【恐怖新聞】作品紹介
この作品の連載は1973年に「週刊少年チャンピオン」で開始されました。
作者は「うしろの百太郎」(週刊少年マガジン)と同じ「つのだじろう」先生です。
当時はオカルトブームもあって少年マガジンの「うしろの百太郎」同様、結構な人気となりました。
同じころにやはり少年チャンピオンに連載されていた「古賀新一」先生の「エコエコアザラク」もかなりの人気でした。
当時子供たちは怖いもの見たさで怯えながらも読んでいたものです。
・ドラマ化
人気のある漫画は映像化されます。「恐怖新聞」もやはり過去に何度も映像化されています。
但し、原作どおりなのはアニメ化作品だけで、ドラマ、映画等は設定を流用して登場人物やストーリーはオリジナルとなっていました。
そして、2020年8月からも再びドラマ化され、新たな「恐怖新聞」がスタートします。
今回も主役は変更となり20歳の女子大生が恐怖新聞が届くことでストーリーが展開されるようです。
2【恐怖新聞】あらすじと感想
主人公「鬼形礼は」心霊の類を信じない現実派の中学1年生です。
クラスで霊の話をしていても「俺は自分が見てないものは信じないぞ」と霊の存在を断固として拒否していました。
そんなある晩の事、寝苦しさを感じていた礼の部屋の外で足音がしたかと思うと新聞が舞い込んできます。
その新聞のタイトルは「恐怖新聞」。
その新聞は読んだ者の命を読むたびに100日ずつ縮める恐ろしい新聞だったのです。
ここから礼は様々な恐怖体験に巻き込まれ、結末に向けて意外な展開となっていきます。
新聞を届けるものの正体と礼の運命はいかに?
そして深夜に届く恐怖新聞を読まさ続ける鬼形礼の命は縮んでいくのでしょうか。
改めて読み返してみると。オカルト解説的な作品になっていて、並行してドラマが進んでいきます。
当時としてオカルトブームが初めて世を席巻したこともあり、超常現象等の情報が読者に浸透していなかったためなんでしょう。
恐怖新聞を配達する正体はXXXなのにUFOや超常現象をまじめに解説したりする点はちょっと面白いとある意味関心します(笑)。
それにしても、連載から50年近く経過してもドラマに取り上げられるのは元祖的な貢献があったからと思います。
3.【恐怖新聞】のデータ
作者【つのだじろう】
出版社 【秋田書店】
掲載誌 【週刊少年チャンピオン】
連載期間【1973年~1975年】
コミック【全9巻】